天然石ビーズとループエンドを使用したドールアイ
身長60cmのモデルドール(スタッフ紹介 参照)にちょうどよいアイが見つからないとのことで、簡単に手作りできると話題の「ループエンドアイ」を試しに作ってみました。
※2015/9/22追記:ガラスドームでつくるドールアイも別記事にてご紹介しています。
ループエンドアイのもともとの作り方は虹彩(黒目のところ)をプリントしたものを貼り付けてレジンをかぶせる、というものでしたが不器用にはレジンの扱いにも自信が無いので、代わりにビーズをはめ込むだけにします。
ループエンドアイ、15mmループエンド、6mmアメジストビーズ pic.twitter.com/e9Dvqp9IKF
— Arima Inano (@arimainano1140) 2014, 11月 3
今回はモデルドールのオーナー @arimainano1140さんとの企画です。ちなみに先述の「ちょうどよいアイ」っていうのは、普通のドールアイでは虹彩の部分が大きいのが好みじゃなかったので、実際の人間と同じぐらいのバランスで虹彩が小さいものが欲しかったとのこと。「三白眼アイ」とか言われますが、取り扱われているものが意外と少ないらしく、希望通りの色・サイズを探すのが難しいとか。
使用したもの一覧
写真の見本はアイ(ループエンド)が15mm、虹彩(ビーズのサイズ)が6mmです。
- ベアぬいぐるみ用アイ(ピン型) ... 手芸用品店にて。一番小さいもの(2mm)を選びました。瞳孔に使います。
- ループエンド ... 100円ショップにて。運よくサイズにぴったりあうものがすぐ見つかりました。メーカーごとにサイズはバラバラだと思うので、ドールに合わない場合は他のメーカーもチェックしてみては。ビーズを購入する前にループエンド側の穴の径を測っておきましょう。
- ヤスリ ... これも100円ショップにて。穴を広げるためなので今回使うのは中央黄色の細いものだけですが、持っていれば他の工作にも便利かと。
- 天然石ビーズ ... 100円ショップや手芸用品店でも手に入りますが、天然石専門店のほうが色や模様の選別がしやすいですしバラ売りが1粒40~80円とお手ごろです。だいたい直径1mm刻みで売っているので、ループエンド側の穴の径にあうものを選びましょう。虹彩模様が無くていいとか、意図的に特殊な色合いの目にしたければ普通のビーズでも。
- パテ(またはグルーや粘土系のもの) ... はめ込んだ天然石が外れないように、ループエンドの裏側のくぼみに詰めておきます。アイの固定に使っているグルーやパテ類でいいです。今回はコクヨ ひっつき虫を使いました。
作り方
ベア用アイのピンが入るまで天然石ビーズの穴をヤスリで削り広げ、ピンが入ったらループエンドにはめ込みます。ビーズが小さくて緩い場合は、ループエンドの裏側からパテやグルーなどで固定します。
たったこれだけ。すごく簡単
…のようですが、「ビーズの穴をヤスリで削り広げ」がすごく大変です。穴は片方だけ削ってもピンが入りきらなかったので、両端を削る必要があります。削りカスを吹き飛ばしながらちょっとずつしか削れないので、動画見ながらとかの計5時間ぐらいやってました。力仕事です。指が痛くなります。
普通に組み立てるとかなり出っ張ります。形がなんとなく似てる。ほら、おっpp…いやなんでもないです。
アイホールによっては干渉して収まらないので、ビーズはもうすこし深く押し込んでパテなどで固定してもいいかもしれません。
瞳孔のピンが出っ張るのが嫌な場合、ピンを使わず代わりに黒く染めた粘土などを穴に詰めて瞳孔にしてしまうのもアリです。
もしくは穴の端を広めに削ってくぼませることで、ピンの出っ張りを防ぐ方法もあります。削るのはだいぶ大変だろうとは思いますが…。